「これはセクハラじゃない、純愛だ!」は正しいのか?(2)
はい、上司と部下の職場恋愛の続きです。今回は少々厳しめな内容となります。
……だいたいそれほんとに「自由恋愛」ですかねえ。
30歳以上年下の人にしかときめかない。まあそれはいいでしょう。
しかしよりによって、なぜ「自社の新入社員」にときめくのか?
アナタのまわりにはたくさんの若い女性がいるはずです。
たとえば趣味のサークルとか、クラブとか、あるいは社長の娘さんなど。
そういう人には全然キョーミないですか?
アナタほんとはわかってるはずですよ。自分にどういうPowerがあるのかを。
彼女は自分の勢力圏内にいる若いメスです。
「自分でもイケるかも」と思って「恋をした」んじゃないですか?
➡ 彼女が社長の娘さん(自分より強いオスの保護下にあるメス)だったとしても恋をしましたか?
そこにアナタの真実が隠されています。
とても残念なことですが、男性の中には、相手が劣位である(部下、下請け、生徒、民間人、後輩、妹、子ども)とわかると、たちまち相手に劣情をもよおすタイプの人がいます。
「部屋で女性と二人きりになると即レイプ」のトンデモ野郎は実在します。
恋愛ありきではなく、上下関係があることによって欲情しているのではありませんか。
これは人間として猛省を促したい。
「あの女が誘ったんだ」は痴漢のはじまりの人も、今回の人も自分では「善人だ」と思ってます。
「自分はストーカー、セクハラ野郎なんかとは違う」と。
だからこそ、恋愛占いにきてるんですね~。
しかし何というか「愛されない覚悟」が絶対的に足りない気がします。
女性は生まれてからこっち、ありとあらゆる手段で容姿を非難されます。そして「私は愛されないかもしれない」とおびえています。
もちろん、これはよくないことです。
ただ、そのぶん「愛されない覚悟」はできてます。
告白してフラれる、というリスクを負うことができるでしょう。
ですがこの方たちは、恋に「保障」を求めてるような気がします。
無意識のうちに、自分が優位に立てる相手を選んでいるというか……。
もともと恋愛なんて理不尽なもんです。
自分の人間的魅力以外に、頼るものは何もないハードな世界です。
それが理解できない野暮天は、恋愛遊戯から手を引いたほうがいいでしょう。
今回の記事を厳しく感じますか?
いやだってさあ、こうやって威迫される側のクライアントの話を聞く身にもなってくださいよ。
こういう構造的支配は、占いだけじゃなかなか解決できません。
どうしても告白したいのなら、自分が辞表を出してからにしてください。
おすすめ本は「部長、その恋愛はセクハラです!」です。