父親が娘の恋愛運に与える影響(1)
この記事は「恋愛でいつも似たようなダメな人に惚れてしまう」という方に読んでほしいです。
あなたには「好みの異性のタイプ」があるのでしょう。
なぜだか特定のタイプにひかれてしまう……そして、その相手が地雷、なんだと。
考えてみれば、不思議ではありませんか。
なぜ「人間」に好みのタイプがあるのでしょう?
パン屋さんでは、無限にパンが陳列されてます。
昨日あんパンを選んだのなら、今日はカレーパンを選んでもいいじゃないですか。
それなのに、なぜ恋愛では、いつも同じような相手を選んでしまうのでしょう?
Aさん「しょうがないじゃない! 好きになっちゃったんだから!」
占い師「そうなのぉ~、好きになっちゃったのねぇ~、それはきっと、あなたと彼との間に前世からの絆があったからなのねえ~」
うちの占い屋では、そんなこと絶対に言いません。
――なぜ「好み」が生まれてくるのでしょうか。
それは記憶に原因があります。あれは好き、これはキライといった記憶が積み重なって、ひとつの方向性を形成しているわけです。
では、人間が生まれてすぐ、最も親密な絆を形成するのは誰でしょうか。
ごく一般的な例でいうと、両親ですね。
さらに、子どもは両親を愛するようにできている。両親を愛さざるをえない……なぜなら、人間の子どもは未熟です。
子どもは両親から愛してもらわなければならない。それがたった一つの生き延びる道だから。
愛の喪失、すなわち死です。
ゆえに、ここで最も大きな愛着の絆が形成されます。
子どもは両親を愛するようにプログラムされている。
結婚や恋愛に悩む女性の方なら「娘の結婚運が悪いのは父親のせい」「父親との仲が改善すれば、恋愛はうまくいく」などといった言説を聞いたことがあるのではないでしょうか。
父親の存在が、恋愛に影響を与えている、と。
まあ、その通りだと思いますね。
Aさんは目の前の「彼」の存在にふりまわされています。
しかしその実、本当に求めているのは、父親だったりします。
「私の父親はアル中で暴力的だった。この人はクソ真面目だし、絶対にそうじゃない!」と逆張りしても、その人はいつの間にか深酒するようになったり……。
それは、Aさんの心の底の願望が実現してるんですよ~。
Aさんはアル中で暴力的な父親を愛さざるをえなかった。そして今でも愛していて、父親と似た男性を探し求めて、見つけて、お付き合いしているのです。
まあ、こんな谷底に突き落とすようなことばかり言っていても、はじまりませんよね。
もちろん、その状態を変化させる方法はあります。
Aさんの中には「アル中で暴力的で身勝手な父親から愛されたい」という感情があるのです。
そして、感情というのは目に見えませんが、確かにエネルギーを伴っています。
そのエネルギーを流してしまえば、フラットな状態になれます。
あんパンでもカレーパンでも、どれでも好きなものを選べるようになるでしょう。
ここでお伝えしたいのは「好きになっちゃったから、仕方ないもん!」ですませるのは、いいかげんやめにしましょうよ、ということです。
この世のあらゆるものは、変化していく――それが易の教えです。
あなたの心が変化すれば、好みのタイプなんてバンバン変えられますし、あなたを取り巻く世界も変わっていきます。
💡 そうそう「一目惚れ」という現象についても、書いておきましょうか。
まったく、縁もゆかりもないように相手に恋をする。当然、実現可能性も低い……。
➡ あなたが恋に落ちた『その時の自分の精神状態』を振り返ってみるといいですね。
「寂しい」とか「人生むなしい」と感じていたのならば、その恋で幸せになれる確率は、限りなく低いです。
なぜなら、その時の自分に合った波長の相手と出会うから……。
新しく趣味でもはじめたほうがいいですよ。
特にダメ男を選びがちな方は「運命」「赤い糸」「宿縁」なんてキーワードは、信じないほうがいいですね。
自分が本当に幸せになれるお相手を選び取ってください。