陰と陽(3)
では、陰を見ていきましょうか。
これは、陰の卦が三本重なっていますね。
陰って何?
月、川、女、夜、低い、暗い……。
ですね。
そして大事なことが一つ。
陰と陽で、どちらがよい・わるいということはありません。
えー、そんなわけないじゃない~。
「高い」か「低い」かでいったら、高いほうが「よさそう」だし~。
いいえ、それはあなたの偏見です。
あ~あ、言いきっちゃったよ。
陰と陽は、どちらが欠けてもなりたちません。
陰だけ、陽だけというのは、いずれ必ず行き詰まります。
陰と陽で、どちらが偉い・偉くないはないのです。
ここのところが易占いって「女性差別的なの?」と誤解されるところですね。
易経そのものは、まったくニュートラルで公平なものです。
現代でも十分に利用できますよ。