21火雷噬嗑(からいぜいごう)
火雷噬嗑(からいぜいごう)は、物事がぴったりと組み合わさっている時を表します。
自分に向いた仕事や、二人の相性はぴったりだという意味ですね。
多少の努力は必要ですが、比較的スムーズに物事をすすめていけるでしょう。
基本的に、その方向で間違っていません。
恋愛は、なかなか良い組み合わせ。夫婦としてもうまくやっていけます。
他によそ見をせず、今のパートナーを大事にしていきましょう。
・易を修めている方へ注意点
「どうして『火雷噬嗑』で相性ぴったり? 障害物があるのに?」とお思いでしょう。
易では、下から四番目の陽を、「邪魔者」だととらえることがあります。
この陽を「噛み砕いて」障害を排除すべきだと考えますが……。
実際の鑑定では、この卦を得る人たちは、なぜだかとても仲の良いカップルです。
結婚に至ることも珍しくありません。
また、障害物のない(陽が陰に変わった)「山雷頤」がラブラブカップルかというと、まったくそうではありません。
惰性でダラダラ付き合っているような、愛人関係まがいのこともあります。
私はこの卦の中にある陽=障害物は、ジグソーパズルの凹凸のようなものではないかと思っています。
あるいは「子はかすがい」のかすがいとか。
二つの物同士の間には、何かひっかかりがないと、かえって離れやすいのではないでしょうか。
易経のオーソドックスな解釈からは外れますが、今のところ私はこういう読み方をしています。
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