神頼みで病気は治るのか(2)

神社へ行った後に病気が快方に向かった。

これはご利益なのか?……。

 

以前私は『アフリカの魔法医』という本を読んだことがあります。

その中では、ウィッチ・ドクターが、女性の開頭手術を行って、そしてその女性が手術直後からスタスタと歩いている様子が記述されています。

西欧社会だったら、全身麻酔だ、一ヶ月安静だ~、という状態です。

 

著者は「患者は呪術師を絶対的に信頼しているようだ。すごいなあ」ということを書いております。

 

人間の被暗示性っていうものはすさまじいものです。

絶大な信頼、あるいは強固な信仰を持っていれば、開頭手術くらいへっちゃら、なのでは?

 

 

それに私は、これまで神経痛をなんとかして治そうと努力してきました。

 

この痛みは、アゴの緊張とか、頭皮のコリが影響してるだろと感じてマッサージをやったり。

神経の伝達によさそうなサプリを取ったり。亜鉛とか鉄とか。

知覚過敏だけでも止めようと思って、その治療薬を二回も塗ってもらったり、あるいはシュミテクトなど。

 

そういう地道な治療プラス、シカのアニマルセラピーで快方に転じたのでは?

だいたいこれ、神経ですし。

よくわからん理由で痛みが出たのなら、よくわからん理由で治るかもしれませんし。

 

自然治癒……なのでは?

 

夢がないな~、「春日大社のご利益すげー!」といっときゃいいだろ~。

 

 

でもこの世には信じやすい方がいらっしゃいますから。

特に2~40代の理系男性で、口癖は「科学的に~」「統計学的に~」の人は注意!

こういう人は、ほんとにアブないです。

ちょっとオカルトめいたことに感動したら、もう一気にそれにのめりこんでいってしまいます。

 

晩年、オカルト研究に熱中した科学者とか、知ってますよね?

 

そりゃ、神様とか仏様とか、いらっしゃるんでしょう。

妖精は見たことないですが、フィンランドとかには生息してるんでしょ、たぶん。

 

でもだからといって、神頼み100%で治るかといったらどうなのかな~。

ルルドの泉は効くかもしれませんが、栄養取ったり、服薬するのも大事でしょう。

 

とはいえ、快方に転じたことは事実です。

 

私の被暗示性(騙されやすさ)が高いだけかもしれませんが、

高度に発達した自己暗示は奇蹟と見分けがつかない!

 

要は治ればいいんですよ、治れば。

 

こういうのはすべて再現性がないので何ともいえませんが、

自己暗示発生装置として、寺社仏閣は役に立つのかもしれませんね。

 

まあ万策尽きたとなったら、そりゃ誰でも神頼みしますよ。

病気で悩んでおられる方はいってみては?