八卦の解説・続
八卦の解説で、ちょっと言葉が足りなかったところがあります。
ちょっと前に戻って、解説しましょう。
例えば離(り)です。
この八卦だけでは、なかなか深いところまでわかりません。
そのために、八卦と八卦を組み合わせてみました。
八卦×八卦=六十四卦。
六十四卦とは、八卦同士を掛け算して、より深い意味合いをもたせたものです。
例えば、離×坤=火地晋(かちしん)です。
上に離がきて、下に坤があります。
じゃあ同じパーツがこう並んでたらどうなる?
坤×離=地火明夷(ちかめいい)
違いは何? というと、上下逆さまですね。
似たような意味なの?
全然ちがいます。
火地晋は、大地の上に太陽が昇ってる図を表します。
離=太陽 坤=大地 と捉えてます。けっこうよい意味です。
地火明夷は、坤(大地)の下に離(太陽)がある図です。日没です。
あまりよい意味ではありません。
八卦単独では、あまり深いところまでわかりません。
そのために、八卦を組み合わせて六十四卦を作ったのです。
まとめると
・六十四卦=八卦を掛け算させたもの。
・八卦がそれぞれどの位置にあるか、どの八卦と組み合わせるかによって、意味が違ってきます。
個別の意味は、それぞれ六十四卦の解説でみていきましょー。