【馬油】ソンバーユと、ひとすみ馬油を徹底比較!
久しぶりに更新したと思ったら、占いにもクリスマスにもまったく関係ない話題です。
今回は、皮膚でお悩みの方に捧げる馬油(ばゆ)情報です。
まず、なぜ私は馬油を愛用するようになったか?
以前、痔の手術をしたんですね。
でもその傷跡が治らないんです。排便のたびに出血します。
先生は「そりゃ肛門の血行が悪いんだよ。ちゃんと一日一回排便してる?」とかいうんですが、そうしてても血は止まりません。
先生おすすめの紫雲膏(しうんこう)というものを塗っても、なーんも治りません。
アレをぬったりコレをぬったり、3ヶ月近く出血が続いていました、
私はなた豆茶(痔によいとされる)を飲みながら「てっめええ~、このヤブ医者!」と鬱々としていました。
そこで思い出したのが、薬師堂のソンバーユです。
子どもの頃、おばあちゃんが使っていたような。
非常にダサ……えーと、歴史を感じられるパンフレットに「火傷に馬油をぬったら劇的回復!」というようなことを書いてあったのを思い出しました。
寝る前に塗ったら、翌朝すぐ治りました。
す、すごいぞ、ソンバーユ!!
それから馬油をいろいろ比較したのですが、他社とはなんかちがうんですよ。
他のは、単なる保湿クリーム。
こういうマジカルな効果があるのはここだけです。
マリリンモンローはシャネルの5番をつけて寝るそうですが、私はソンバーユの液状特製をつけて寝ます。
ソンバーユを愛用して幾星霜。
ある日、デパートに馬油の店が出ていました。
「フッ、私にはソンバーユだけよ」と思って通りすぎようとしたんですが、
見慣れた梅雲丹に関するパンフレットが置かれています。
・注 ソンバーユでは昔から、梅雲丹という梅の健康食品が売られています。
ソンバーユの子会社なのかな? と近づいていきました。
すると、そこにいたメガネのおっちゃんから驚くべき話を聞きました。
なんとこの方、薬師堂の社長の息子さんだそうで。
社長の死後、薬師堂は方針転換して、ソンバーユに外国製の馬油を混ぜるようになりました。
「ソンバーユは5年前(2016年)までは良かった」そうで。
息子さんは他の幹部の行動に嫌気がさして、新しく会社を立ち上げたそうです。
父の秘伝を受け継ぎ、より純粋なものづくりを目指す息子。
ドラマによくある設定ですよね!
息子さん曰く、最近は今までのお客さんから「なんか黄色くなったね」「匂いがするわ」という声を受け取っているそうです。
正直、私は色と匂いについては、まったく気づかなかったですね。
でも、そういえば夏場に腐りやすくなったような……。
うーん、雑菌が混じったのかもしれないし~。
まあ、より高品質というのなら、試してみたいです。100%国産馬油。
私は「ひとすみ馬油 無香料」と「ひとすみ馬油(液状)/無香料」を買いました。
ちょうど手元にソンバーユ(無香料)がありますし、比べてみましょう。
ひとすみ馬油のほうが、ちょっとやわらかいですね。
ソンバーユは冬は固まりますが、ひとすみ馬油はコールドクリームくらいのやわらかさです。
ソンバーユは、べつに黄色くはないと思うんですが、
並べてみるとひとすみ馬油のほうが「純白」って感じがします。
違いが顕著なのは液状タイプです!
ひとすみ馬油は、本当に透明。
ソンバーユは、まあ、これは昔から黄色かったような……。
匂いは、まあどちらも馬油ですからね。
完全に無臭というのは難しいですが、ひとすみ馬油はかなり弱い。
匂いの強弱ではなく、質がちがう感じがします。
それときめ細やかな溶け方。
精製技術がちがうというのは、ウソじゃないと思います。
これで夏に腐らなかったら、ひとすみ馬油の勝ちです。
しかしまあ、ひとすみ馬油のパンフレットを見て思うんですが、
この、そこはかとなく漂うソンバーユっぽさ……。
独特なレイアウト、効能書き、おまけに梅干し。お父上のセンスを受け継いだのでしょうか。
なんというか、令和元年創業とは思えない。
ソンバーユファンが見たら「パクリ?」と思いそうですが、
ちがうんだ、ひとすみ馬油は、薬師堂の元・プリンスが作った会社なんだ!
ひとすみ馬油こそ、真のバーユ後継者なんだ!!
ということですね~。
ヨドバシドットコムでは、ひとすみ馬油が80ml2200円。
ソンバーユが70ml1260円と、正直、ソンバーユのほうがかなり安いんですが、まあいいじゃないですか。
お家騒動を乗り越えて、息子さんも頑張ってるんだし。(定価ならひとすみ馬油のほうがお得です)
お肌に塗るものくらい、高品質を求めたいですわ。
さあ、馬油ファンの紳士淑女の皆さま、いかがだったでしょうか?
気になる方は、ひとすみ馬油をチェックしてみてね!
ひとすみオンラインショップ
「馬油と梅雲丹の研究」
ソンバーユの創業者さんの本がオンラインで読めます。内容はどちらも同じ。