シカくさい春日大社(1)

どうも、黄玉です。

コロナ騒動の時に神社探訪記をアップするのもどうかと思いますが、まあ全然三密ではないので。

 

 

奈良へ行った折、春日神社にお参りしてきました。

うわ~、すご~い、古都だ~、シカが寝そべってる~。

 

そして最寄りのバス停に降り立った瞬間。

動物園の匂いがします。

 

動物園で「ヤギさんにごはんをあげてみよう」的なコーナーがありますよね。

あそこの匂いが充満してます。

 

まあ、それはそれとして参拝です。

 

両側に苔むした灯篭が並ぶ参道をずーっと歩いていきます。

人通りもまばらで、幽玄なムードがあります。

そして、人ではないものの視線をたくさん感じます……。

 

シカです。

 

 

なんかシカが寄ってくるんですよ。

目をキラキラさせて。

 

両手をひらひらさせて「ないよ、ない! 鹿せんべい持ってないよ」と訴えると、離れていってくれました。

 

ちなみにここまで、シカのフンを踏まずに歩くのは不可能な状態です。

砂利が多いか、フンが多いか? な参道です。

 

南門をくぐって、ご本殿のあるエリアからは、やっとシカとシカのフンがなくなります。

特別参拝料金500円を払って入る先は、やっぱり古都の由緒正しい神社! って感じがします。

何もかもピカピカで清浄そのものです。

 

ここの灯篭で、アート引っ越しセンターのものがありましたよ。

「0123」「引越業務安全」と彫ってあって、かなり凝ってます。

外国人の方には意味がわからないでしょうね。

 

 

また、ここの摂社、末社のご利益が面白いんですよ。

杉本神社→山の神様の大山咋神(おおやまぐいのかみ)をおまつりする→

→高いところの神さま→建物の高層階で生活する人々の安全を守ってくれる。

 

飛来天神社→天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)をおまつりする→

創造神、宇宙神→天の真中を領する神さま→空の旅の安全を守る神様、とか。

 

だいぶ無理やりというか、

氏子さんにビル建設業者と航空会社がいるんだろうな、っていう。

 

前々から思ってましたが、神社側は諸事情に合わせて、ご利益をかなり好き勝手に設定してますよね。

 

ちなみに辛榊神社(からさかきじんじゃ)は「交渉をおまとめ下さる」という利益があり、

青榊神社(あおさかきじんじゃ)き「争い事を解決に導いて下さる」そうです。

裁判所、弁護士、生命保険会社、クレーム担当の人は素通りできないですねえ。

 

ご祭神は「白和幣・青和幣」らしいですが、これって神様に捧げる布のことでは?

なぜそういうご利益があるのかはわかりませんでした。

 

春日大社は、もう神社のデパートかというくらいに神社があるので、

どこか一つは、あなたにぴったりの神さまがいらっしゃるでしょう。

小銭をたくさん持っていくといいですよ。

 

続きます。