「悠々自適の暮らしなのに、悪夢に苦しめられています」

易者カウンセリングコーナーのはじまり、はじまり~!

ここでは私、黄玉が「占いでは答えづらい問題」に、ブログ上で回答していくよ!

まずはこの方、Kさんです。引退した男性の方です。

 

私の場合は悪夢です。毎夜のように若かった時の失敗した記憶、他人に叱責され傷つけられ、苦しくてもがいているシーンなど、絶対に忘れてしまいたい様なものばかりです。朝になって目が覚めて頭がしっかりすると、なんでこんな夢を何度も見て自分を苦しめているのだろうと嫌になってきますね。

普通は強迫観念とかトラウマとかストレスとか、現行の抑圧が悪夢の原因とか言いますが、現在の私はというと、いたって幸せ、苦しんでいた仕事も辞めて自宅で悠々自適、特に苦しいこともありません、刺激が少なく退屈なほど。贅沢は出来ないけれど一応普通の暮らしは出来ていますのでストレスも何にもない筈なのです。

 

引退して、幸せな生活を送っている。だけど、毎晩のように悪夢を見る……。

 

これって、けっこう深刻な問題ですね。

せっかくFIRE(経済的な自立と早期の退職)したのに、毎晩のようにフレディが夢に出てきたら、何のために生きてるかわかりませんよね。でも、解決のヒントはありますよ。

 

 

今のYOUはハッピーなんだな~。
でも、昔のYOUはまだ苦しんでるみたいだぜ~。
それが夢に現れてるってわけさ~。

 

Kさん「いや、今の私は悠々自適な暮らしをしていますが……」

 

今のYOUと昔のYOUが分離してるんだよ~。
心がバラバラになっちゃってるってこと~。

 

人間の心は、よく分離します。ダイエットしたい自分と、おまんじゅう食べたい自分は対立します。

そんなふうに、今の忘れたい自分と、昔の忘れられない自分が対立しているのです。

 

気になるのが、このセリフですよね。

絶対に忘れてしまいたい様なもの

 

Kさんは、昔の記憶に対して「思い出したくもねーよ、あっち行け、しっしっ」とやってるんでしょう。

まあ、つらい記憶だったんでしょう。そうなるのは当然です。

しかし、それってどういう行為なのか。

記憶の抑圧です。

 

Kさんの今の平和な生活というのは、昔の記憶を封印したうえで成り立っているのです。

しかし、その記憶は結局は自分自身のものなので、自分から完全に離れたわけではない。

それが夢に出てきている。

 

Kさん「今更どうにもならないことで苦しんでどうするのだ!」

 

どうにもならないってことはないんじゃないの~。
その毎晩の悪夢は、昔のYOUがヘルプを求めてるってことさ~。
その「思い出したくもない記憶」を思い出して、自分の心を癒やしていけばいいんだぜ~。

 

自分の心を癒やすって、なんだべや?

その悪夢を入念に書き留めて、あの時自分はあーでこーでつらかった、あのクソみたいな上司は早く死んでほしい……だの、そういうネガティブな感情をひとつひとつ認めていくことです。

 

「思い出したくもない」と封印するんじゃなく、「こういうこともあった、ああいうこともあったなあ~」と丁寧に観察していくのです。

Kさんが、その記憶を「持って」いられるようになったなら、悪夢は見なくなりますよ。

 

とりあえず、その気持ちを無意識(夢の世界)から、意識(現実世界)に持ってきてはどうですか。

ただそうすると、一時的に現実世界の平和な気持ちが乱されます。

毎日毎日、腹が立ってしかたがない、ということになるかもしれません。

 

でも結局はそれは、自分の一部ですから。

夢の世界にあろうが、現実世界にあろうが、同じですよ~。

 

 

それとお時間があるようなら、夢分析を受けるとかですね。

ユング派分析家が主催する心理療法と占星術を融合させた「夢告堂」

 

ここはかなりオカルトがかってますが……まあ、ユングといえばオカルトの総本山みたいなものですし……つまり正統派ってことで……本格夢分析を受けるとことしては、いいと思いますね。

夢分析も、夢解きスクールもやってます。

きれいなお姉ちゃん分析家の人もたくさんいますよ。

 

Kさんはこの機会に、夢を通じて、自分の無意識世界の探検に出かけてみてはどうでしょうか。

それは座禅して悟りをひらくのと同じくらい、やりがいがあることですよ。

 

では次回は「私が親しくなるのは、虚言癖の人ばかり。なぜでしょう?」です。

お楽しみに!

「私が親しくなるのは、虚言癖の人ばかり。なぜでしょう?」