他人のトラウマにときめいちゃう人たち(1)
ハロー、黄玉です。
今回は一冊の同人誌を紹介しましょう。
そう、同人誌なんです。文学フリマで購入したんですよ。
著:栗田隆子『「気持ち悪い」男 ~リブ的運動内違和感ノート~』です。
著者はフェミニストで、ウーマンリブ運動をしています。
栗田氏はかつて不登校で、年上の男性から「力になれるかもしれない。話をしませんか」といわれました。
しかしいざ会ってみると、その男性は、自分がけっこう元気でいる様子にガッカリしているみたいだ……?
やがて著者は、その男性が自分に「弱くて、かわいそうな女子高生を期待していたのだ」と気づく。
さらにウーマンリブ運動をしていても「かわいく、弱い女性」を期待されることがあった。
フェミニズムやってんのに、そんなのおかしいだろ!?
「社会運動の中で感じた差別的な視線」という、なかなか語られることのないテーマを扱っています。
詳しい紹介はコチラに。購入方法も書いています。
『ぼそぼそ声のフェミニズム』という本にも、一部が収録されています。
このブログには、時々私の過去の体験話が混じっています。
そんでですね~……。
虐待ネタが混じった記事をアップした後、男性から「お話しませんか?」的なメールを頂くんですよ。
アップして一週間以内に一通くらいの頻度ですね。
それは占い依頼でもないですし、占いに関する真摯な質問でもありません。
引用すれば、女性には「ああ、そうね……」とわかってもらえると思いますが、
独特のねっちょり感があるんですよ。
これは私がブログをはじめてから知ったことですが、
女性のトラウマ話にキュン☆ トキメキ~! となる男性がいらっしゃるようですね。
青山 「被害者萌え」ですよね。可哀想だから助けてあげなきゃという、実は、立場の弱い人を助けてあげる自分にドキドキしちゃう人たちがいっぱいいて、そういう人たちが満足するためには、「可哀相な被害者」はいなくなっては困る。引用
まあ数は少ないですし、そのつどお断りしているので問題はないのですが、
今ここでブログ記事にしてハッキリ「ノー」と宣言しておきます。
わたくし、女性に弱さを求めるような軟弱な殿方には興味ございませんわ。
つづく