実占のコツ30 オススメの占い師さんを教えてください
「え～、やめるんですか？
じゃあ、私はこれから困った時はどうすればいいんでしょう。
オススメの占い師さんを教えてください！」
私のオススメは黄小蛾(こうしょうが)先生ですね。
とにかく易の解釈がわかりやすいです。
いわずとしれた、大ベストセラーです。『黄小娥の易入門』
ええと……黄小蛾先生は1913年生まれ……現在112歳ですか。
ちょっと鑑定は無理かもしれませんね～。
じゃあ、小林泰明(こばやしたいめい)先生。
東洋仙術の大家ですよ。
『実占鑑定 易占術入門』は面白かったです。
2022年に他界されたそうで……。
余談ですが、小林先生の本は京都の三密堂書店が入手しやすいです。
ここは易学の専門古書店なんですよ。
マニアックな占い本を探している方にオススメです。
すでに永遠の世界に生きておられる方ばかり紹介して、すみません。
今を生きてないですね。
……まあ、そもそも、世のお客様は「当たる」ことを求めてるわけではないですね。
昔の武将のように「明日、決戦だ。何々の陣をしこうと思うが、その時の天候が重要だ。明日の天気を占ってくれ！」と、
純粋に未来の情報を求めてるケースは、実はすごく少ないです。
Aさん「連絡してもそっけない彼女……他に良い人いるみたいなんです……彼女との関係、どうなりますか？」
ここでは「どうなりますか」と、2人の未来図について質問していますが、
その実、本当に知りたいのは「どうしたら彼女のことをあきらめられますか？」という執着の手放し方ではないでしょうか。
でもそれ、難しいんですよね～。
基本的に、人に聞いてなんとかなる問題ではないです。
このAさんは、うまくいかない彼女との問題を、手放せたならいちばんいいわけです。
(彼女のことを忘れてもいいし、逆転ホームランで彼女と結婚しても、どちらでもかまいません。「問題」そのものが消失することが大事)
ではその問題は、どこから生じているのか？
Aさんの心の中からです。
結局、大事なのはメンタルですよ。
占いで正しい道や、未来予想図を示すことはできますが、心の中がグチャグチャだと、道しるべはまったく役に立ちません。
こんな感じにね。
私「この時期に別の恋愛チャンスがありますが……」
Aさん「でも！ ぼくは彼女のことが忘れられないんです」
しかしメンタルが整っていれば、そんなに道を間違うことはないですし、占う回数も減ってくるでしょう。
💡 人は「選択」に迷っているわけではなく、自分がどうしたいのかの「本音」が見えていないから、迷っているのです。
「なに当たり前のこと言うてんねん？」かもしれませんが、
チョコケーキかイチゴケーキかではなく、そもそも今はケーキ食べたくないという可能性があります。
チョコかイチゴか、それともチーズケーキか……いやスフレかタルトか……。
ちがう、今はラーメンの気分だ！ ←これが本音。
こういうことって、よくありますよ。
そしてその本音は、チョコとイチゴにフォーカスしている間は見えてこないです。
だから、人生の正解を求めてやみくもに何かを占うよりは、まずはご自分の心の中に目を向けてみたらいいんじゃないでしょうか？
というご提案が、この本です～。
三省堂書店オンデマンド → この店で注文すると、いちばん印刷が見やすいです。オススメ！
特に第三章です。私の占い師人生のすべてがつまっています。
よろしくね！
