実占のコツ26 失せ物探しについて
今回はKさんからご質問を頂きました。
易で失せ物探しはできますか?
皆さんは、占い師になくしものの行方をきいたら
「あなたがなくしたカギは、本棚にありますよ」などといわれて、たちどころに見つかると想像なさっているでしょう。
「あのカギは、絶対、ゴミ箱には捨ててない。まだ地球上にあるはずだ。易の達人が占えば、GPS探知機をつけたように、すぐに見つかるはず!」
私もそんなふうに思っていたことがありました。
だけど~、どうもそんなカンタンな話じゃないようで……。
➡ そのモノとの間に、ご縁は残っていますか?
人と人との間にご縁があるように、人とモノとの間にもご縁があります。
そのモノが、身代わりや厄落としによって「意味ある紛失」をした場合、それはどうやっても戻ってきません。
占い結果で「見つからない。あきらめろ」とバシッと出る場合はこうですね。
➡ あなたにそれを取り戻す力はありますか?
自宅がゴミ屋敷状態で「カギはどこにあるでしょうか?」と言われても……。
「家の東北の、何か岩のように重たいものの下にあるでしょう」と出たとします。
あなた、そのゴミの山をどかせますか?
業者さんに手伝ってもらえますか?
その行動力はありますか?
あなた自身に、そのモノを取り戻せる運(探す根性・行動力)があるかどうかも大事です。
こういう場合は「障害多し」と出ます。
➡ あなたの心にゆとりがありますか?
なくしものをしている時は、焦ります。だから、こんなことも起こります。
「○○はどこにありますか?」
「台所じゃないですかねえ」
「いやあ、そこは置いてないよ」⇒実際に探してみられてはどうですか?
「では、あるいは……」
――ブツッ(通話を切った音)
……そんなせっかちだから、見つけられないんじゃないですか?
あなたがその占い結果を聞き入れられるかどうかも、重要です。
なくしものには、人とモノとのご縁・ふだんの行動パターン・視野狭窄といったことが複雑に絡み合っています。
パッと占って、パッと出てくる、というようなケースは少ないです。
そもそも占い師に頼む時点で、かなりの時間が経っています……。
もちろん、そのモノとの間にご縁が残っていれば、サッと出てきますけど。
なくしものを見つける、いちばん良い方法は、心を落ち着かせること……視野狭窄状態をなんとかすることですね。
「ぜったいここに置いたはず」は、たいてい思い込みです。
こちらの記事をどうぞ。