実占のコツ25 年筮はいつ立てればいい?
はー、さむさむ。黄玉です。
年も押し迫ってまいりましたね。
今日は「年筮(ねんぜい)」についてのご質問です。
年筮とは「冬至に来年一年間の運勢を占おう!」という風習です。
ところで、年筮を立てるのって
冬至か冬至の日以降に立てるのが
決まりごとなんでしょうか?
よくしらなくて、そろそろ年末と思い、
11月に来年度のをたててしまいましたが、
それを採用して、冬至以降に新しく
立てない方がよいでしょうか?
これは私が調べた限りでは、日本独自の風習のはずです。
「冬至の夜に占おう」というのが一般的ですが、べつに冬至に占わなかったら当たらないというわけでもないでしょう。
まあ、これは質問者さん次第だと思いますね。
日本の風習にこだわるか、こだわらないかです。
私だったら、今年は占わないですね。もう冬至過ぎちゃってますし。
でも占い直したかったら、それもいいと思いますよ。
けど、この「冬至に来年を占う」って、かなり新しい風習じゃないかな? と思います。
一般人が暦を手に入れて、冬至の日を正確に知ることが必須でしょう。
せいぜい、江戸時代かそこらじゃないですか。
私は「伏儀が、冬至に占ってたんだよ!」といわれたら「おお、そうか」と思いますが、
日本発祥だと「なんだ、東の島国の風習なだけじゃん」と思ってしまうタイプです。
・伏儀(ふくぎ) 易の発案者。人の頭と蛇の体を持つ。要するに、中国の神話上の人物です。
余談ですが、京都でナウなヤングにバカうけな縁切り神社・安井金比羅宮がありますわね。
あそこが「縁切り神社」として有名になったのは、つい最近ですよ。
神社自体は古いですが、あの縁切り縁結び碑(モニュメント)ができたのは、私の調べによると1983年前後です。
=現在だと、41年前。
なんか、はるか神代の昔からある、ありがたいモニュメントだと思ってませんか?
それで自称見える人が、「行ってはいけない」とか「怖い」とか……。
いやいや、マジですか。
おたく、ほんっとぅ~に、そう見えてるんですか。
ねえ!?
回答:伝統だ歴史だ決まりだとか言いますが、それは一体いつどこから発生したものなのか?
それを調べてから、自分なりに判断なさるといいでしょう。