【試し読み】心の葛藤を解消して、自由になる方法
発売日も迫ってきましたので、「易者が教える 正しい道の選び方」の内容の一部をご紹介します。
前半は、カンタン易占いの本です。このブログの総まとめみたいなものです。
後半を一部ご紹介しましょう。
さあ、ここまでカンタン易占いの解説を進めてきました。
占いましたか? やろうかどうか決めかねていたことに決着はつきましたか? 心がスッキリしましたか? だったら、もう大丈夫ですね。ここで本を閉じてください。
しかし、人の心というものは、そんなにシンプルになれるわけではないのです。
占いだけでは幸せになれない人がいることもまた事実で……。
今回の本のテーマは「なぜ、人は幸福を選べないのか」です。
ラッキーアイテム、ラッキーカラー、○○するのに良い日……。
世の中、開運情報があふれてて、占い師に聞けば「自分が幸福になる方法」はすぐにわかります。
なのに、なぜ、人は幸福になろうとしないのか?
こんなふうに……。
(1) タエ子さんは心に葛藤を抱えている
占い師のもとに、三十代女性のタエ子さんがやってきました。
タエ子「去年、仕事をやめてから、なかなか決まらなくって。バイトにも受からないんです。どこに応募すればいいですか?」
タエ子さんは正社員からアルバイトまで、いくつかの候補をあげました。
占い師「ここが良さそうですね。あなたの才能を発揮できると出てますよ」
タエ子「えーと、そこはちょっと……。家から遠いんです」
占い師「では、こちらはどうですか。お給料は良さそうですよ」
お客様「そこは北の方角ですね。他の占い師さんから、その方角はやめたほうがいいといわれたんです」
占い師「では、これなんてどうですか。人間関係がよさそうですよ」
タエ子「ああ、そこはいいですね。近いし、お給料もいいです」
占い師「では、こちらに応募されたらどうですか」
タエ子「はい、そうします」
鑑定は順調に進んだかと思われた。が、しかし……。
タエ子さんは、また鑑定を受けにきました。
占い師「あの応募先は、どうなりました。受かりましたか?」
タエ子「ああ、あそこは結局、応募しなかったんです」
占い師「えっ?」
タエ子「他の占い師さんのところに行ったら、時期が悪いからやめておいた方がいいといわれたんです」
占い師「そ、そうですか……では、今日は何を占いますか」
タエ子「どこに応募したらいいかを占ってください」前回と同じように、鑑定は進んでいきます。
占い師「ではこれは? 今までの経歴を活かせそうです」
タエ子「今までとは違うことをしたいんです」
占い師「これは吉です。出世できそうですよ」
タエ子「そこの近くに、嫌いな人が住んでるんです」
占い師「これは小吉ですが、長く続けられそうです」
タエ子「社名がダサいですよね」
何をオススメしても気に入らない……。
こういうシーン、占い師をやってる方なら「あるあるw」と共感してくれると思います。
――あなた、本当は何もしたくないんじゃないですかあ?
・あなたは何を恐れているのですか?
あれがしたい、これがしたい、でもあっちの方もいいかも……こっちの方はどうだろう……なぜ、あなたは決めきれないのでしょうか。優柔不断な性格だから? 決め手がない? それは単なる結果論です。一口に優柔不断な性格といっても、そんな性格になったのには、それなりの理由があります。
うだうだうじうじ悩み続けている場合は、あなたの中に、何らかの恐怖心が隠されているかもしれません。そしてその恐怖心というのは、自分でも自覚していない(できない)場合がほとんどです。
なぜなら、それはとっても恐くて、見たくないものだから……。
しかしそれでは、自分は恐怖心のあやつり人形となったままです。軽い恐怖心なら「ああ、自分はそれを恐れているんだな」と知った瞬間、解消されることもあります。
大切なのは、自分が何を恐れているのかを、知ることです。それが明らかになっていないと、千の会社の吉凶を占ったとしても、タエ子さんの悩みが解消されることはないでしょう。
それで、本の中では「あなたの本当の望みは何ですか?」といって、話が続いていくわけです。
占い師を20年やってきて思うのは、吉凶だけ当てても、どーしょーもないってことです。
だって現実は、幸福を選べない人がたくさんいるんだから。
表面的には幸福を望んでる。
がしかし、心の奥ではかたくなに幸福を拒絶している。
その原因は心の葛藤。
心の状態がグダグダで、正しい道なんて選べるわけないですよ。
じゃー、それにどう対処するんだべ? というところに踏み込んでいます。
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