易占い本の表紙をご紹介します。
今回は「易者が教える 正しい道の選び方」の表紙をご紹介させて頂きます。
内容はどうあれ、表紙はいいでしょう。いいですよね。いいと思いませんか?
実はこの表紙、このブログ読者のデザイナーさんが作ってくれたものです。
黄玉「表紙、どうしたらいいのかな?」
こう考えていた時に、たまたま読者さまの一人がプロのデザイナーさんで、たまたま本の装丁を何件も手掛けたことがある方だとわかったのです。
そんな偶然あるんですね~。
つまりッ!
この本の装丁は、易を知ってる方がデザインしたものなのです!
世に占い本は数あれど、その占い体系を知ってる人がデザインした本なんて、まあ、ないでしょう。
占星術やタロットの本があって、装丁家の人が
「自分でも手書きでホロスコープ書けます」とか「タロットの四大元素の象徴くらいはおさえてます」とか、
そんなことありえないですから。
生成AIには絶対できないデザインです!!
表紙には、私の好きな卦を取り入れてもらいました。
火風鼎 上爻 鼎、玉鉉。大吉にして、利ろしからざるなし。
実際にこの爻を得ると大吉で、だいたい何でも成功します。
「自分の天命に沿っている」という意味があります。
水風井 上爻 井収みて幕う勿れ。孚有りて元吉。
仕事で大吉という爻です。井戸からあふれ出る水というイメージ。
才能あふれる人を表すこともあります。
天風姤 五爻 杞を以て瓜を包む。章を含む。天より隕つる有り。
意外な、思いがけないものと出会う。
隕石……じゃないですけど、何か変わったものと出くわして、楽しそうです。偶然性の卦。
裏表紙にわざわざ天風姤をもってくるところが、他の占い師さんとは解釈がちがうかもしれません。
また、表紙にいるトカゲは何かというと……。
昔々中国では、ある種のトカゲは、一日十二回色を変えるのだと言われ「十二時虫」と呼ばれていました。
ふつうのトカゲというより、カメレオンみたいなものですね。
そのトカゲを漢字にしたものが「易」で、「変化する」という意味があります。
「易経」は変化の書といわれ、だから表紙にトカゲがいるわけですな。
実は、わりかし伝統にのっとった表紙なのです。
ぜひお手に取ってみてください!