実占のコツ13　爻辞についてどう考えたらいい？

今日はUさんから、爻辞(こうじ)についてご質問を頂きました。

 

◆ある会社へ転職したらどうなるか、を占って
地澤臨→三爻変→地天泰
となりました。

この場合、本卦と之卦についてはよく分かる（先生のご案内のおかげで）のですが、爻辞を見ると、あまり良くないのかな、と。
本によっては凶としているものもありました。

 

爻辞がこれです。

三爻　甘く臨む。利ろしき攸无し。既に之を憂えれば咎なし。

まあ「万事安泰」とはいってないですよね。

 

結果、良い未来が予測できるけど、ちょっと注意しようね的な解釈で良いのか、転職に踏み切るべきではないのか、迷ってしまいました。

 

実は私のサイトでは、爻辞についてほとんど触れていません。

その理由は……。

だって私がやると、いまいち当たらないんだもん。

 

高島嘉右衛門は、爻辞をフル活用して当てています。

でも彼は、変卦はあまり重視していないようです。

 

私、黄玉は、爻辞を無視して、本卦と変卦の推移を見ていったほうが当たるかな～、と思っております。

 

私は爻辞を採用しても、あんまり手ごたえを感じられないのです。

なので、あんまり考えてません。

 

💡 爻辞が当たる当たらないではなく、単に私が爻辞を採用していないというだけです。

 

爻辞って、なんか神秘的ですよね。

いかにも占いの書のメッセージという感じで、ありがたそうな気さえするでしょう。

でも、自分にとって役に立たなかったら、意味ないですよ。

 

 

なので～、Uさんは「ご自分が爻辞を採用するかどうか」、まずそこを決めましょう。

 

まあ今回の場合は、爻辞から「ちょっと注意しようね」くらいのアドバイスを受け取っておけばいいんじゃないでしょうか。

 

これ「転職に注意、キケン！」ではなく、「新しい会社での振る舞い方に気をつけなさい」ということでは？

 

だって転職してすぐは、慎重に行動するべきなのは当たり前ですからね。

THE・常識的☆判断です。

 

だいたい、彖辞(たんじ)とか彖伝(たんでん)とか、気にしてたらキリがないですよ。

地澤臨には「八月に至りて凶あらん」とか載ってるし……。

本卦と変卦の推移、そして爻辞、彖辞、彖伝、ぜんぶがピッタリ意味の揃った占い結果なんて、ほとんどありません。

 

すべてがハッピー、最高な占い結果というのは、まあ、ないですね。

ご自分が「まあ、これで良かろう」と思われるなら、前に進んでいってください。