前世がウソだとしても「効く」理由

前回ちょろっと前世の話をしてみました。

 

・やってみた感想

こりゃあ、前世じゃないな。記憶の捏造だ。

だけど効くぞ!

 

それってどういうことかというと。

 

占いやってて思いますが、恋愛、仕事、病気、すべての面で障害となってるのは「その人の心の葛藤」です。

だけど、たいていの人はそれに向き合えない。

それでカウンセリングに何年も費やしてしまう。

 

でも前世療法を使えば、ここをカンタンにクリアできちゃう。

 

たとえば、後輩の若い女の子にイライラするという女性。

昔、自分はイギリスのお屋敷で女中として働いていた。

そして後輩が女中頭で、自分は毎日いびられていた。

 

「私は前世、後輩からいびられていたのね。だから、私はあの子をいじめたくなるのね。

私が後輩にきつくあたるのは、こういう前世があったからなのね~」と納得して、行動を変えられるわけです。

 

ここで「あなたは若さを失うことを恐れているのだ。若さハツラツな後輩がねたましくていびってるのだろう」とかいっても、ぜんぜん受け入れられないでしょう。

 

「後輩をいびっていたのは、こういう前世があったから」とカッコに入れて考えることによって、

ようやく自分の心を認められるわけですよ。

 

自分のイヤな面と向き合い、行動を改める。

だけど「それは前世のせいだから」であって、「現世の自分のせいじゃないよ」っていいわけもできる。

セラピストもきついこと言わなくていいし、治療者側もストレスフリーでしょう。

 

たとえば理不尽な遺伝病にかかっていたとしても、

「こういう前世があったから~」と納得することによって、心理的ストレスが軽減する。

人間、理由のないことは受け入れがたいですから。

 

ずる~い、なにこの療法!(笑)

そりゃ治療実績も上がるはずですよ。

フィクションの力を借りた心理的セラピーですね。

 

でも、そのままでいいんスかねえ。

いつかは「後輩をいびりたくていびっていたのは、ほかならぬ現世のこの自分自身なのだ」と認めなくてはいけないような気もしますが……。

 

ま、確かにこれは効くでしょう。

興味のある方は、やってみられるのも悪くないと思いますよ。

ではまた~。