第2話 自粛で心を病んでいく人々
さて、感染症対策が本格化してきました。
私のお客様の反応はこうです。
・毎日テレビを見ていると気持ちが落ち込む⇒家族不和。
・恋人がソーシャルディスタンスを理由に会ってくれなくなった⇒破綻。
・仕事が減って収入やばい⇒鬱。
なんだか、みなさん、どんどん病んできているような……。
また、こんなこともありました。
とある日、私は近くのお店へいきました。
「こんにちはー」
すると、店員さんがビクッとしたような顔をします。
……は?
私はマスクをつけてるし社会的距離もとってますし、三年くらい前から顔見知りで、同性同士ですけれど。
まさか「コロナうつるかも」って心配してるの?
私はセキひとつしてないのに。
全国民が感染症ノイローゼになったのでしょうか?!
うーん、私はここ20年くらい、ずっとテレビを見ていないので、周囲と感覚のひらきが大きいのかもしれません。
はてさて、どうしたもんか。
自分のブログに懐疑論を書いても、特に反応なし。
それどころか、Google様からガクッと順位を下げられました。検索アルゴリズムのコアアップデートが行われたらしいです。
さらに、お客様のなかで翻訳家の方が「コロナのワクチン、マジやべぇッすよ。メリケンじゃあ、バンバン人死んでるッすよ。家族に打つなといってもきかねぇんスよ。まったく、どうしたもんやら。ファイザーもモデルナもアストラゼネカも、ぜんぶダメっスよ。お気をつけなせえ」といってきました。
(こんな口調じゃないですけど)
私の個人的な感覚としては、インフルなみの病気に、エボラなみの対策がとられてて、社会が大変混乱してるように思えます。
――さらにワクチン?
ふーむ、まったく勉強したことがありません。
調べないといけないですね。
そんなある日、神戸三宮を通りかかると……。