罪悪感を捨てた元・強盗の人のおはなし
人生を最もダメにするものはなんだと思いますか?
酒? タバコ? ホストクラブ?
――それは罪悪感です。
モラハラ男と被害女性のパターンを例に取ってみましょう。被害者の共通点は何か?
「自己肯定感が低い」ということです。もうこれに尽きます。
「おまえみたいなブサイク、付き合ってもらえるだけでありがたいと思え」に対して、
「バカじゃない? こっちこそお断りよ!」と言えないのです。
「冗談でいってるんだよね? 普段はいいところもあるし」などといって、自分をだましだまし交際を継続するのです。
では、なぜ人からの罵倒を受け入れてしまうのか。
それは自分の中に、内なる罪悪感や劣等感があるからです。
どんなにメイクばしっと決めてても、内なる罪悪感があれば、簡単にモラハラ男にひっかかってしまいます。
ここで、とっても参考になるケニーさんの動画を見てみましょう。
この方は、昔はかなりのワルで、強盗で生計を立てていたそうです。
でもある時「気づき」を得て、自分を許すことにしたそうです。
それでいいのか? 「強盗は反省しろよ!」って思うでしょう。
ちがうんだなあ~。
そもそもなぜケニーさんが、そんなにあっさりと悪いことをしてたかですよ。
自分はダメな人間だ → 劣等感 → 強盗するしかないんだ。
自分は罪を犯してしまった → 罪悪感 → こんな自分は牢屋の中で罰されるべきなんだ → 再犯。
ダイエットの例がわかりやすいんじゃないですか。
またケーキ食べちゃったわ。こんな自分はダメね。スリムになる資格はないわ → どか食い。
人はセルフイメージ通りの人生を歩んでいく、ということです。
➡ 「自分は罰されるべき人間だ」と思ってしまうと、その通りに行動してしまいます。
そりゃあ、人の足を踏んだら謝った方がいいでしょう。そこは罪悪感持っていいです。
けれど自分を軽んじていて(自分が好きじゃない、肯定できない、自分を守れない)、そのうえ罪悪感とか劣等感を持たされると、とんでもないことになります。
そして、その罪悪感とか劣等感というのは、畢竟、自分を許していないことにほかなりません。
➡ 自分を許していないから、モラハラに耐え続けて、自分を罰し続けている。
このカラクリがわかりますか?
目の前のモラハラ男は、単なるイリュージョンなのです。
あなたは、自分を罰されるようにしむけていませんか?
何度も何度も同じような失敗パターンを繰り返しているのなら、
「自分のなかに罪悪感はないか?」と考えてみるといいですよ。
きっと、なんらかの気づきがあるでしょう。