自分を好きになれないあなたへ(2)
前回の記事でもちょっと触れましたが、
ある種の人は「自分が自分を嫌い」だとは気づいていません。
さらに「自分を好きになれないなぁ~」と思ってる方も、
・なぜ自分を受け入れられないのか?
・いつからそう思うようになったのか?
の、真の理由は明確にわかっていないようです。
一見もっともらしい理由を掲げてるのですが、それはフェイクの可能性が高いです。
(引っ込み思案で~、自信がなくって~、モテなくって~)
じゃあ、仕事で成功して恋人ができてお金持ちになったら、あなた本当に幸せになれるんですか?
ほんとにィ~?
真の自分嫌いの人ってのは、そんなことじゃあ満足できませんよ。
「一億貯めたけど十億はない。こんな自分はまだまだだ」と、渇望の気持ちが強くなるだけです。
それに、無職で失恋して破産したあなたはまったく価値がないの?
ここで「YES!!」と力強く答えたあなたは要注意。
それって結局「〇〇を手に入れた自分は価値がある=そうでない自分は価値がない」ということですよ。
自己無価値観は何も変わっていない……。
プラスを積み上げる努力をすると同時に、自分の無価値観をますます深めていっているだけです。
「じゃあ、無職で何もせず三年寝太郎でいいのか!」
そーじゃないですよ。
ただ、あなたの根拠のない自己否定癖を直すには、それじゃピント外れって話ですよ。
そう、自己否定癖って、実はあんまり根拠がないんですよね。
(=どれだけプラスを積み上げても、根本の部分は治っていないから)
ただただ、なんとな~く「自分はダメだ」と信じている。
それ、客観的にあなたに価値があるとかないかではなくて、
あなたが「自分に価値があると信じられるか、信じられないか」という、純粋に信仰の問題です。
あなたは自分には価値がないと信じている、だけ。
でも、その感覚がずーっと続いてきたので「まあ、自分の世界ってこういうものだろう」と無根拠に思っているまま。
そのため、
1 自分が自分を否定しているとはなかなか気づけない。
2 気づいても「なぜ自分はそうなのか?」の真の理由がわからない。
3 見当外れの努力をして、成功を収めるかもしれないけど、自分嫌い癖そのものは改善しない。
厄介なカラクリですね。
どうしましょうか?
(続く)