私が出会った最凶の人物(10) ~部屋に小銭を放置していると…~
さあ、長い長い前置きでしたが、
ここから「金運を上げるためにやってはいけない行為とは?」を見ていきましょう。
為子さんの行動の何がいけなかったんでしょう?
まあ、すべてというか。
中でも驚かされたのは、字義通りに「お金を捨てている」ということですね。
お金ないないっていう前に、まずそれを拾ってくださいよ。
世の中、一円の大切さを説く本はいろいろあります。
これは苦労人の税理士さんが書いた本で
「1円の計算をおろそかにする会社はぜったいに伸びない」と言い切ってます。
また邱永漢だって、しょっちゅう「一円玉でも拾ってください」と言ってます。
数学でその昔、線は点の集合であると習いましたが、同様に大きなお金は1円の集合体でしかないわけです。だからその1円を大切にできる人だけが、お金持ちになれるというわけです。
たしかにまわりを見渡すと、お金持ちになれない人はお金にだらしない人が多く、お金を大切にしていません。
そういえば、為子さんとの話し合いの時、部屋の隅に1円玉が散らばっていました。
私は一応、来客の立場ですよ。
それなのに畳の上の1円玉を拾おうとしない。(=引っ越しでバタバタしていたから、とはいえない)
あれは、住人のお金に対するだらしなさを端的に表していたのではないでしょうか?
さらにある時、孤独死関連の本を読んでいると、驚くべき記述がありました。
「おひとりさま」の遺品整理の現場では、意外なものがたくさん出てくるケースがあります。
私がよく目にするのは1円玉や5円玉。同じ小銭でも100円玉や500円玉が出てくることはほとんどありません。(略)
不思議なことに、孤独死現場の3割以上がこういう部屋なのです。
さらにこのような方々の預金通帳には、ほとんど残高がないということも共通しています。
ふと、私は考えました。
小銭の放置と孤独死には、何か因果関係があるのではないか? と。
に、似てるっ!
1円玉や5円玉ばっかりだったし、預金通帳はゼロでした!
孤独死と滞納、種類は違えど「凶運なお部屋」ってことでは共通してます。
お金バラまき癖と金欠は、何か関連性があるのでは……。
為子さんは、きっと「1円なんてどうでもいいやー」と思ってるんでしょう。
しかしその「どうでもいいやー」×100万回となると、莫大な損失となります。
滞納してもいいやー、
督促電話無視してもいいやー、
ガス水道電気代もばっくれちゃえー、
で、この結果です。
また、この分割支払い金には、遅延したぶんの利息がついています。
ふつうに考えると損です。
それと、このお金の扱いっぷり。
でも書いていますが、やっぱ手元のお金(幸福)を大事にしない人は、あかんですよ。
1億円は、1円が1億万枚集まったものです。
1円を大事にしてこそ、1億円が貯まります。
1円を粗末にする人の末路はこうなんだって、よくわかりますね。
いやあ、私も貴重な体験ができました。
さあ、あなたの金銭管理はどうなっていますか?
この記事を読んで「やばいかも」と思ったら、今すぐ変えた方がいいですよ!
皆さまは幸運なお部屋に住んでくださいね! それではまた~。