どうしても「行動できない」あなたへ

はい、こんにちは。易者の黄玉です。

もうすぐ五月ですが、いかがお過ごしですか?

 

先日私は、あるお客様からこう尋ねられました。

「行動すると、何かいいことありますか?」と。

 

私はそのお客様に「~~したらどうでしょう。やっぱり行動しないと……」とすすめていたのです。

ふーむ、直球ですね。

その時は私なりの返事をしましたが、改めてブログにまとめてみましょう。

 

 

確かに、世の中、行動したくない人でいっぱいです。

こんなカンジです。

 

~1回目の鑑定時~

私「では、Aプランはいかがでしょう? これをすればうまくいくと出ています」

お客様「うーん、他の占い師さんが、今月は動かない方がいいっていったから」

そうですね、他の方の意見を考慮することも大事でしょう。

 

~2回目の鑑定時~

お客様「他の占い師さんは、来月動けばいいといったんですが……」

私「おお! 私の方でも同じ結果が出ました。ぜひ、やってみるといいでしょう」

 

~3回目の鑑定時~

お客様「結局、あれから何もしなかったんです」

私「え?」

お客様「いやあ、ちょっと気がのらなくって。何となく」

 

確かに、占い師のいうことを鵜呑みにする必要はありません。

しかしこうした場合は「ただ行動したくないだけ」なのではないでしょうか。

 

お客様の心理的葛藤に寄り添うのも、占い師の仕事の一つです。

アドバイスを実行しなかったからといって、怒ったりしません。

けれど「それにつけても、動かない人の多さよ」とは思ってしまいます。

 

この世のあらゆる自己啓発書が同じことをいっていますが、

結局自分から行動しないと何もはじまらないのです。

 

 

最近私は、苦手なこと、億劫なこと、新しいことに挑戦しています。

自力整体をやって元気になったからかもしれません。

 

1 ロシアの軍隊格闘術、システマの体験レッスンに行ってきた

→打ち身、ねんざで全治3週間のケガをしました。

これは私の運動神経が鈍すぎたので、講師の先生は何も悪くありません。

「システマってどんなの?」と、ものすごく興味あったんです。

 

2 数年ぶりに会った知人を食事に誘った

→社交辞令のオンパレードで断られた。

「またそのうち」「いつか機会があれば」「予定が合えば」……ビジネスでもないのに、こればっかりいう人は苦手ですね。

 

3 基礎化粧品を変えてみた

→それを使ってると、肌がひりひりする。

天然自然100%だからといって、肌にやさしいわけではないのだな、とわかりました。

 

おいおい、失敗ばっかじゃねーか。

だったら、行動しない方が……。

 

いや、待ってください。そりゃあ、失敗しますよ。

だって、自分の不慣れなこと、未知なることに挑戦するのですから。

 

ここで『自力整体の真髄』著・矢上裕より引用です。(p184)

人間は生命力が衰えるに正比例して、失敗することを極端に恐れ、疑い深くなります。

それで迷うようになります。そして自分から飛び込んでいって確かめるということが面倒になります。

反面エネルギーアップして生命力が強くなると、思いついたら自分で実践して確かめずにはいられなくなります。それを確かめるためにこうむる失敗やムダは気にしません。というより、失敗やムダを経験しないと学べないし、それらの経験がさらに智恵に変わり、次回の行動へとても良い判断材料になります。

 

確かに、永遠に何もしなければ、永遠に失敗することはないでしょう。

しかし、それでは何の経験もできないわけです。

 

それに「いいこと」というのはありますよ。

私の場合、次にやるべきことが見えてくるのです。

「これはダメだった。じゃあ次にこれをすればいい」と、淡々と処理できるのです。

 

別に、知人にお誘いを断られても構いません。

それによって、自分が次に会うべき人がハッキリとわかるのです。

 

自分が何をすればいいかがわかる=迷いがなくなる、です。

迷いがなくなれば、ものすごく生きやすくなります。

これは「いいこと」とはいえないでしょうか?

 

 

まっ、そうはいっても、行動しない人は永遠に行動しないんですけどね☆彡

 

「どうしても動けない」……そういい続けて、十年、二十年……。

大丈夫(?)です。そんな人は、他にもいっぱいいますよ。

 

どうしても行動できないのなら、現状を完全肯定することですね。

自分の運命を丸ごと受け入れるしかありません。

グチや不満を一切いわず、周囲のものすべてに感謝しましょう。

 

どうせ「~~がほしい!」「~~になりたい!」という人間の欲望は尽きないものです。

ここらで手を打っておくのも、賢い態度だといえるでしょう。

 

いや、行動しないことを責めているわけではありませんよ。

 

しかし「行動もできない、肯定もできない」というのはよくありせん。

自分のスタンスを、どちらかに定めた方がいいでしょうね。

 

それではまた!