人によって卦の意味はちがってくる。
さて、続きです。
実は、人によって卦の意味はちがってきます。
じゃあ、今「六十四卦の解説」をしてるのは何なんだ?
これらは六十四卦の基本的な意味です。
料理でいえば「砂糖は甘い」「塩は塩辛い」といっているのと同じです。
例えば、私は風天少蓄を「少し待て」の意味で使っています。
しかし、別の易者は、風天少蓄を「小さな願い事なら叶う」という意味で解釈するかもしれません。
じゃあ卦の意味は決まってないの?
決まってる、決まっていないというよりは……。
基本的な意味を越えたところに正解がある、のではないでしょうか?
これは職業占い師に特有の考え方でしょうね。
プロセスなんてどうでもよいのです。
とにかく、お客様に納得してもらえる答えを出すことが最優先なのです。
文献調査をメインにした、易学の研究者とはまったくスタンスがちがいますよ。
しかし、これは独学の弊害かもしれませんね~。
時々フリーダムすぎる解釈が混じっています。
こんなのでも、一応占い師として活動できているのですから、怖ろしいものです。
まあ、話半分に聞いておいて下さいね。