占い方(3)

占い方について、もう少し。

 

~初心者のためのワンポイント講座~

 

(1)先に、吉凶を決めてしまいましょう。

たとえば「今のこの問題で火風鼎が出たら『進め』ということだ。逆に沢水困が出たら『やめておけ』ということだ」というような決め方です。

勝手に決めちゃっていいの?

無問題です。

易は、初心者にも上級者にも、それぞれの読みを提供してくれます。

 

(2)自分のインスピレーションを大事にしましょう。

たとえば地火明夷を得て、あなたが「やべえ」と思ったら、それはそうなのです。

その時あなたがどう感じたか? それが全てです。

 

(3)爻辞(こうじ)は気にするな!

いちばん言いたいことはこれです。

易を学び始めた人なら、知ってるでしょう。

「乾為天(けんいてん) 初爻(しょこう) 潜龍勿用(せんりゅうもちいるなかれ)」とかいうのです。

忘れてオーケーです。

これに囚われると、おみくじ易になってしまいます。

地天泰五爻が出た→じゃあ、大吉だ、みたいな。

易というのは、いろいろな移り変わりをフレキシブルに読んでいったほうが面白いですよ。

 

占い方(1)で、之卦について書いちゃいましたが、初心者は(1-3)までで、いいでしょう。サイコロは降らないでもオッケー。何とかなります。

 

ひとまず自分を占ってみて、易からのメッセージを受け取ってください。

それが上達への近道です。