八卦の解説 【6】坎(かん)水(すい)
これは、坎(かん)といいます。水です。
Q じゃあ「恵みの水」というイメージで、いい意味なんでしょ。
A 全然違います。争い、トラブル、神経衰弱などを表します。
まあ、水といったら普通よさげな感じを抱きますよね。こんなの。
しかしここの水は、沼地・冷たい水・自然の厳しさ・氷などを表すのです。
これはナゼかというと、中国では昔から治水にとても苦労してきました。
黄河の氾濫ですね。
河川=恵みを与えてくれるもの ではなくて、
河川=制御して、脅威を防がなければならないもの だったのです。
そんなわけで、ややネガティブな意味合いに偏っています。
・よい意味合い
感情、細やかな気配り、繊細な心づかい。
・わるい意味合い
嫉妬、策略、神経衰弱、取り越し苦労、心配しすぎ。
困難、不安、なかなか抜け出せない苦労。グズグズ悩んでいて行動に移せない。
下半身の病気、泌尿器系のトラブルなど。冷え性も含む。
悪い意味多すぎじゃない?
まあそれでも水は水なので、他の八卦との組み合わせによって、よい意味合いにもなります。
水風井とか水地比とか。