八卦の解説 【8】坤(こん)地(ち)

それでは坤(こん)の解説です。

乾(けん)の対極にあるものです。

 

64掛A02

 

これは、が3つ重なってます。

なんだか、どっしりとした、重たそう~な感じがしますね。

 

天と地でいえば「地」のほうです。

豊かな大地、柔らかさ、従順さ、などを表します。

 

ざくろ

 

ほらほらアレですよ。

地母神(ちぼしん)ってイメージそのままです。

デメテルとか。

易ブログなのにギリシャ神話を引き合いに出してナニですが。

 

実り

 

いつでもそこにあって、動くことなく、すべてのものを受け入れて、豊かな実りを与える大地、というイメージです。

こう聞くと、とてもよい感じに思えますね。

 

廃屋

 

しかしこれが悪いほうへ転じると……。

これまでのやり方を変えず、臨機応変に動けず、自分の意志がなく、他人の言われるがままに与えてしまう、というイメージです。

 

こういう廃屋のような、停滞した状況も表します。

物事は、よい側面ばかりじゃないよ、というわけですね。