八卦の解説 【8】坤(こん)地(ち)
それでは坤(こん)の解説です。
乾(けん)の対極にあるものです。
これは、陰が3つ重なってます。
なんだか、どっしりとした、重たそう~な感じがしますね。
天と地でいえば「地」のほうです。
豊かな大地、柔らかさ、従順さ、などを表します。
ほらほらアレですよ。
地母神(ちぼしん)ってイメージそのままです。
デメテルとか。
易ブログなのにギリシャ神話を引き合いに出してナニですが。
いつでもそこにあって、動くことなく、すべてのものを受け入れて、豊かな実りを与える大地、というイメージです。
こう聞くと、とてもよい感じに思えますね。
しかしこれが悪いほうへ転じると……。
これまでのやり方を変えず、臨機応変に動けず、自分の意志がなく、他人の言われるがままに与えてしまう、というイメージです。
こういう廃屋のような、停滞した状況も表します。
物事は、よい側面ばかりじゃないよ、というわけですね。