こんにちは。黄玉です。

今日から9月ですね。秋バテせずに頑張りましょう!

 

 

さて今回は、恋愛占いに関するお話です。

タイトルを見て「どうして相手の気持ちを占ってはいけないの?」と、思われるでしょうか。

恋愛相談自体は、ポピュラーなものです。

その折に「相手の気持ち」に触れることもあります。

 

だけど、時にこんなお客さまがいらっしゃいます。

お客さま「(7~8人の生年月日データを取り出して)この人たちが、今私のことをどう思っているか占ってください」

私「は、はあ……」(どこからそのデータを!?)

 

そりゃあ、頼まれればやりますよ。

だけどこれって、ちょっと歪んだ占いの使い方ではありませんか?

 

なぜタイトルに「タロット」と入れたかというと、

タロットは「現在の相手の気持ち」を知るのに、ベストな占い方法だからです。

相手の気持ち占いで、タロットにハマる方もいるでしょう。

 

しかし、ここには多くの問題点があります。

 

 

問題点その1 この世には、あなたの理解できない心の人がいる

 

「相手の気持ちを知りたい!」という方が、誤解していることがあります。

それは「他人は誰でも、自分と同じように他人のことを見ている」と思っていることです。

 

ちがうんだなあ~。

この世には、ほんとにいろいろな人がいます。

「一秒ごとに気持ちの変わる人」とか「30年連れ添った妻も、通りすがりの人も同じに感じる人」とか「自分が何をしたいのか、何をしたくないのか、サッパリわからない」という人もいます。

そんな人の一瞬間の気持ちを切りとったところで、何になるでしょう。

相手の気持ちばかり気にするより、今自分がどうしたいかですよ。

 

 

問題点その2 占い結果が真実だとは限らない

 

タロットは、相手の心情を見るのに優れたツールです。

けれど、これはあくまでも占いです。

その結果が真実だと、どうやって確かめるのでしょうか?

 

お天気占いをやりました。明日は晴れだと出ました。じゃあ、明日を待ちましょう。

これならOKです。なぜなら、自分で結果を確かめられるから。

では相手の気持ちは、どうやって確かめるのですか。

本人に直接聞く? でもその気持ちは明日にも変わっているかもしれません。

 

もし占い結果が外れていた場合、占いというフィルターを通した、誤った現実を見ることになります。

こんなややこしいデメリットを抱えるより、相手に直接聞いた方がいいでしょう。

えっ、聞けないから占いに頼ってるんだって? そうすると……。

 

 

問題点その3 占い依存症の温床

 

はい、「占い依存症」です!

一度はお聞きになったことがあるでしょう。

占いがなければ何もできない、占いに月何十万もお金をつぎこんでしまう、という症状です。

 

相手の気持ちメインで知りたがる方は、この占い依存症になりやすいです。

なぜなら「自分で結果を確認できない」からです。

 

占いで、Aさんは自分のことをこう思っているといわれた→でも本当にそうだろうか?→不安→また占う、のループです。

明日の天気を聞いて、占い依存症になった人はいません。

占いで聞くのは、原則、自分が確認できることだけにしましょう。

 

また自分の「不安」が原因で、占い依存症になる人もいます。

「不安」というのは、根っこから取り除かない限り、またすぐ増殖してきます。

それを解決するためには、自分自身と向き合うしかありません。

占いを心の鎮痛剤として使用するのは、いったんお控えください。

 

 

問題点その4 そもそも、占い師が真実を語るとは限らない

 

こういう質問で最も多い答えは「何とも思ってない。好きでも嫌いでもない。その他大勢の一人」です。

でも、それではお客様は納得してくれないでしょう。

些細な違いをあーだこーだひねくり回して「Aさんは、あなたのことを仕事ができる人だと思っている」「Bさんは、あなたのことを『ちょっといいな』と思ってる。でもあくまで『ちょっと』なので、今はまだ何も行動を起こす気がない」「Cさんは……」などと、あれこれ言うわけです。

リップサービスによる誇張が入ってないとは限りません。

 

まあ、皆さん忙しいですからね。

そんなに他人について、あれこれ思っているわけではありません。

だいたいは「同僚」「お客さん」「顔だけ知ってる人」です。

特に親しくしていない、でも嫌ってもいない人に対する感情なんて、こんなものですよ。

ここは東京砂漠でコンクリートジャングルなんです。もっとクールにいきましょう。

 

 

問題点その5 なぜ、自分で相手の気持ちを知ろうとしないのか。

 

私はけっこう「相手の気持ち」占いに否定的です。

なぜなら気持ちは移り変わるし、流動的なものだから。

 

私「まー、こうは出てますが、これはあくまで『今』の気持ちなわけで、そんなに重要ではないかと思います。

それより、あなたはどうしたいんですか? 今後の二人の関係について、何かビジョンはありますか?」

 

お客さま「いや、だって! 恋愛は、相手の気持ちあってこそのものでしょう?

まず相手の気持ちがわからないと、何もできません!」

 

恋愛は、相手の気持ちあってこそのもの。

ではどうして、占いで相手の気持ちを知ろうとするのでしょうか。

占い師より、自分の方が相手のことをよく知っているというのに。

 

占いに聞かざるをえない時点で、関係性にやや問題アリですね。

 

相手の気持ち重視の人は、一見相手のことを気づかっているように見えます。

しかし、その肝心の気持ちを相手に聞かない(あるいは、自分で判断しない)……。

ということは、相手と交流して、気持ちを推し量るという、コミュニケーションそのものを面倒くさがっているのです。

 

「私はいつも相手のことを思ってる!」といいつつ、実は相手のことを知ろうとしていない。

自分の目で見たり、聞いたり、話そうとしていない。

 

さらに「相手は自分をどう思ってるのか」という判断も、占い師まかせです。

「あの人はいつもこう言ってるから、たぶんこう思ってるんだろう」という、一般的な判断を放棄しているのです。

 

またこういう方は「相手がこう思うなら、自分はこうする」と、なんでも相手中心に考えます。

それは気づかいがあるということ?

あるいは、そんなに摩擦を恐れているのでしょうか。

 

いえいえ、本当は「自分はこうしたい。あなたはどう思う?」という、自己主張とコミュニケーション面倒くさがっているのです。

だってそうする方が、より大きなエネルギーと勇気を必要とするから。

 

またこれは「自分がいちばん大事。傷つきたくないし、面倒なコミュニケーションはしたくない。でも相手とはうまくやっていきたい」という、怠惰な心のあらわれでもあります。

その気持ちがベースにあっては、なかなかまとまるものもまとまりません。

 

「面倒くさい」って感情は、実はかなりの難敵です。

これに足をひっぱられると、人生がとんでもない方向に転がっていきます。

重々、お気をつけください。

 

 

ほら、そこのお嬢さん。

占いで相手の気持ちを知ろうとはしてはいけませんよ。

面倒でも(怖いor恥ずかしいor勇気がない)、相手の目をちゃんと見ましょう。

そうすれば、とにかく一歩は前進します。また、それが最も価値ある行動なのです。

 

占いは正しくご活用ください! それではまた~。