うー、暑い暑い。皆さま、お元気でお過ごしですか?

今回は「女性の悩み」についてのお話ではありますが、占いとはまったく関係がありません。

 

これは性交渉未経験、ならびに痛がり、恐怖症の女性の方に向けた、産婦人科選びのための記事です。

「産婦人科の内診をどうするか」がメインテーマです。正論や説教はありません。

 

「実際に病気なんだけど、どうしても内診が受けられない」という方の一助になればと、記しました。

タイトル通りの内容ですので、ご用のない方はとばして頂けると幸いです。

 

 

あれは、私が二十代半ばの時でしたね。

その頃私は、おりものが大変増えてきました。

「これは婦人科にかかるべきだな」と思って、駅近くのW産婦人科小児科というところに行きました。

 

このA屋市で産婦人科といえば、まずココ! というくらい有名なところです。

・A屋市=谷崎潤一郎の『細雪』の舞台となった場所。

 

病院へスカートで行って、問診票にもれなく記入しました。

基礎体温票をつけていなかったので、とりあえず何日から何日まで月経、というメモを持って行きました。

 

テキパキとした感じの年配男性医師が現れ「内診するけどいいね?」といわれました。

私は「はい」と答えました。

局部を診察しなければわからないだろう、と思ったからです。

 

そして、メモを見ながら月経期間について述べようとしました。

その医師は「そんなもん何の役にもたたん!」と、いいます。

基礎体温表でなければ無効という意味でしょうか? それはそうかもしれませんが……。

 

今なら、この時点で絶対に診察をやめています。

 

まあ、大人しく内診台にあがります。寝そべるタイプでカーテンが前についてます。

私は「医師に診せるのだから」と、羞恥心はゼロです。

 

この時まで私は「内診」とは何か、あまりよく理解していませんでした。

まあ局部を見て、おりものを採取するくらいなんだろう、と思っていました。

いやあ、まさか局部に指やクスコをつっこむとはね。ハハハ。

 

「いたいいたいいたい!」

私は『なるたる』の試験管シーンばりに叫びました。

 

すると医師は「全然入らへんやないか! そんなことじゃ結婚もできへんで! 赤ん坊生む時どうすんのや?」と、ぷんすか怒って立ち去りました。

 

その時私は、二十代半ばで未婚で処女です。

 

……いや、そんなことで怒られんの?

生娘でも、パシフィックオーシャンでないといけないの?

ママもおばあちゃんも、そんなこと一言もいってなかったけど……

 

痛いし、診察放棄されるし(W先生からすれば「患者が診察を拒否した!」ってことでしょうが)、大ショックですよ。

 

さて、待合室にて。

「うふふ、私たちのベビーはまだかしら?」と微笑み合っている若夫婦の横で、号泣しながらお会計を待ちます。

年配の看護師の方が「いきなりだったから、びっくりしたんだよね」と慰めてくれました。

 

この時は「わからん!」ということで薬も処方されず、ただ初診料を取られただけです。

 

 

しかしまあ、症状は続くわけです。

私は「うう、W産婦人科小児科とは違うようなところを……」と探して、女医さんがいるという、Yっ子クリニックに行きました。

ここは現在はTいらクリニックという内科+産婦人科の医院になっているようですが、経営者が変わったのでしょうか? 事情はよくわかりません。

 

そこでは、繊細そうな女医さんが診察してくれました。

おりものを採取するために、また診察台に上がります。痛みはずっとマシです。

しかし先の経験から、極度の不安と緊張を感じて、とても気分が悪くなってきました。

 

私「麻酔使ってください。そしたら耐えられます」

女医さん「麻酔を使うリスクの方が大きいですから、それは難しいですね。(完全に痛覚を麻痺させるためには、下半身全体に麻酔をかける必要があるらしい)今日は内診はやめておきましょうね」

 

そして、何種類か飲み薬を出してくれました。

しかしそれを飲んでも治らない……。

 

あと、ここ待ち時間が長いのなんのって。

きちんと予約したのに、文庫本一冊読む時間待たされました。

人気なんでしょうけどね。

 

 

婦人科で治療を受けたい→器具が入らないと先生が怒る/正確に診断できない→しかし痛みに対する恐怖心→受診できないの負のループです。

 

困り果てた私は、近所のO本クリニックという内科に行きました。

そして「こういう事情で、診察を受けられなくて困っている。内科で何か薬を出してくれませんか?」と相談してみました。

 

老医師「ちょっと蒸れたんやろうねえ。ズボンはかずにスカートはいて、この薬のんでおきなさい」と、薬を出してくれました。

服用して、半日もしないうちに治りました。再発もしません。

 

私は「おいおい、専門外のアバウトな見立てで治ったじゃないか! あの『内診しないと何もわからない!』というかたくなな姿勢は何なんだ?」と、不信感でいっぱいになりました。

 

さらに、その医師は貴重なアドバイスをくれました。

老医師「産婦人科なんか行くから、そんな目に遭うんやで」

 

え? 婦人病のことなら産婦人科医に行けばいいんじゃないの? 違うの?

 

老医師「ああいうとこは、妊婦さんばっかり相手にしてるから……。若い女性しか行かないような、何とかレディースクリニックとかいうところに行きなさい。H神線のところに一つあるみたいだよ」

 

そ、そうだったのか!

「産婦人科」と「婦人科」には、大きな違いがあったのですね。

 

「産婦人科」って、産科と婦人科両方扱うところだと思っていました。

名前はそうでも、現実的には・産婦人科=妊婦さん用 ・婦人科=それ以外、ということらしいです。

 

しかしまあ、その時は精神的に疲弊していたので、特に病院探しはしませんでした。

 

 

そして、更に何ヶ月か経った頃……。

生理不順が起こりました。

うーむ、これはバイキンが入ったとかじゃないし、絶対産婦人科にかからなきゃならないだろう。

私は一ヶ月ぶんの基礎体温表をつけてから、A部レディースクリニックに予約を入れました。

 

私「こういう事情で、内診に困難を感じています。内診前に、何か痛み止めを処方してくれませんか」

医者「え? お腹の上から見れますよー」

 

わかるんかい!!

 

その時は「腹部にゼリーを塗って、超音波の機械をあてて内部を見る」ということをしました。

あと血液検査で、いろいろな数値のチェックをしました。

 

その時に卵巣嚢腫が見つかりましたが、良性で「経過観察でいきましょう」ということになりました。

生理不順は「ちょっとホルモンバランスが乱れてるだけでしょう」ということで、婦人科系のお薬を処方してもらいました。すぐによくなりました。

 

その後聞いたところによると、この検査以外に、MRI使ったり、直腸から検診したり、膣の入り口にのみエコーを当てたり、血液検査で腫瘍が良性か悪性かを判定したりなど、さまざまな検査の方法があるらしいですね。

今までの肉体的、精神的苦痛は何だったんだ……。

 

それから今まで、ずっとA部レディースクリニックに通っています。

何か気になることがあれば、いつでも相談しています。

 

このクリニックの予約が取れない時、UィメンズクリニックN谷というところに行ったのですが、そこもよかったです。いい感じに枯れた先生です。

 

ちなみに私は現在に至るまで、すべて代替検査方法で乗りきっています。

「我慢は美徳ではない」が信条ですから。

 

 

さて、この事態から私が学んだのは「産婦人科と婦人科はまったく違う科なのだ!」ということですね。

天と地ほども差があった。

 

まったく、この産婦人科における未婚女性軽視の風潮は何なんですかね。

「女の人生のフィナーレは出産なんだ! 生理痛とか、更年期とかはオマケみたいなもんなんだ!」とでも思っているのでしょうか。

そういうマッチョな姿勢には、ついていけません。

 

W産婦人科小児科は、地域でいちばん有名で、ゴージャスな産院つきで、もしかしたらすごく名医なのかもしれません。ですが、私とはまったく相性が合いませんでした。

今でも、バス内でW産婦人科の広告を見るたびに、ムカムカしてくるくらいです。

 

婦人科選びって、いちばん難しいですね。

看護師の方でさえ苦労しているみたいです。↓

かかりつけを見つけるまではかなり嫌な思いをしました。産婦人科の病院のレベルって本当にそれぞれ違いがありすぎて、結局泣きを見ながら体当たりで自分に合った病院を探すしかないと思います……

 

 

痛み恐怖心トラウマその他で、婦人科の診察をためらっている女性は多いでしょう。

そういう方に訴えたいのは「病院をよく見極めて!」「内診必須でない病院もある」ということです。

 

記事中にあるように、独身女性をメインターゲットにした病院を選びましょう。

「産婦人科」というところより、「婦人科のみ」「婦人科外来」というところがいいです。

たとえばこんな雰囲気の。

 

あと、問診をしっかりしてくれるところですね。

その時点で不安を感じたら、勇気を出して診察を拒否するべきです。

余計なトラウマを抱える必要はありませんからね。

 

思えばW病院では、立ったまま「おりものが多い? ほな内診や!」という超スピード問診でした。カルテ書いてくれなかったし。

 

それと「内診は、どうしても必要な場合にしかしない」というスタンスの病院もあります。

ホームページに明記しているところもあります。

当院では、お話をお聞きした上で内診は必要な方のみとしています。お腹からの超音波検査や血液検査で診断可能な場合もありますので、内診に抵抗のある方は、ご遠慮なくお申出下さい……(神戸)

セックス経験がない方に対しては、可能な限り、お腹からの超音波診察を行っております……(京都)

 

さらに「内診をしない方針」の病院もあるらしい!? 噂その1 その2

東京のN平レディスクリニック? へえ~、行ってみたいな。

 

またHPに記載していなくても、堂々と自分の意見を主張すれば、理解してくれるお医者さんもいます!

 

……え、何?

「そこまで痛いのがイヤか」「みんな我慢してるのに」「女として一人前でない」って?

 

ハッ、何で21世紀にもなるのに、こんな野蛮な検査方法しかないんですか? ドラミちゃんも失笑ですよ。

「オンナは痛みに耐えるもの」「陣痛以下ならすべて我慢しろ」って差別意識があるとしか思えません。

 

無痛分娩があるなら、無痛内診があったっていいじゃないか! 麻酔くれよ、麻酔!

ストレスはいちばん子宮によくないのよ!(事実)

 

それに、医師のスタンスが全然違うもん。

 

「内診できない? 診察拒否だな! 石女(うまずめ)、粃(しいな)め! とっとと失せろ!」

「~~という結果が出ました。~~の恐れがあるので、より詳しい結果を知るため、内診の必要があります」の、どちらがいいでしょうか。

私には、後者の方が合っています。

 

幸い、今は独身女性に配慮してくれる医院も増えてきました。

元気な時に健康診断を受けて、地道に探してみてはいかがでしょうか。

やはり、かかりつけのドクターがいると心強いですよ。

 

💡 けれど、この記事で書いた、私に合う医師があなたに合うとは限りません。

また、その逆もしかりです。ご自分で、よくよく見極めてくださいね。

文中の病院は、すべて同一市内です。ご参考までに。

 

あなたがよいお医者さんと巡り会えることをお祈り致しております。

それではまた~!